SVM Data Mobility調査

ONTAPを9.12.1P3/9.12.1P4 (途中でP4が出ていることを知ったのでpatch levelが異なる)にしたので、SVM Data Mobility(旧 SVM Migrate)を試すべく、資料を探している。 

SVM data mobilityについて

  • SVMとは
    • 1つまたは複数の論理インタフェース(LIF)から、LUNやNASネームスペースへのデータアクセスを提供する論理ストレージサーバ
    • HAペアをまたいでボリュームを構成可能
    • SVM-DR利用可能
  • SVMの移行はSnapMirrorでバックグラウンド処理できるが、切り替えは停止が必要
  • SVM-DRによる移動は停止を伴う

SVM data mobilityはSVMクラスタ間で移動できるようにする機能。非常に短い(サービスへの)影響時間で移行が可能。

前提条件

  • source/destination clusterでcluster peer関係にある
  • source/destination cluster両方にData Protection Bundleライセンスがインストールされている
  • source clusterはONTAP 9.10.1以降
  • destination clusterはsource clusterと同じかECV(Effective Cluster Version)の差が2つ以内で新しいもの
  • source/destination clusterで、データLIF用に同じL2 network, VLAをサポートしている
  • RTTが10ms(9.12.1~) or 2ms (~9.11.1)未満
  • destination clusterに空き容量がある

cut over時のオプション

  • check-only
    • pre-checkのみを実施して、SVM data mobilityが実行可能かどうかの確認を行う
  • auto-cutover
    • 移行完了時に自動cut overするかどうか。defaultはtrue
  • auto-source-clearnup
    • cut over後にsource cluster上のSVMを自動削除するかどうか。defaultはtrue

リンク

おまけ

ONTAP 9.12.1P4にアップグレードする・したときに発生する事象について。