Oracle Linux 8について

Oracle Linux 8 (主に8.5)についてのまとめ。

(個人的な)Oracle Linxuのメリット

 

Kernel

Unbreakable Enterprise Kernel (UEK)とRed Hat Compatible Kernel (RHCK)の2つが同梱されている。デフォルトはUEK。

UEKとRHCKはBase Kernel versionが異なるが、ユーザ空間で動作するアプリケーションについてはABI(Application Binary Interface)互換性がある。そのため、一般的なアプリケーションの動作にはほとんど影響しない。Unbreakable Enterprise Kernel Release Notes for Unbreakable Enterprise Kernel Release 6 Update 3 - Chapter 1 New Features and Changesの「1.3 Comaptibility」に記載あり。

UKE/RHCKを切り替える

ディストリビューションとバージョンは /etc/oracle-release で確認できる。

現在のKernelは uname -r を実行すると確認できる。

また、UEK/RHCKがインストールされていることもわかる。

注意事項として、/etc/sysconfig/kernel 内に default kernel package typeを指定するところがあるので、切り替えた場合はこちらも変更すること(update時はここで指定したほうがdefault kernelになる)。

切り替えは grubbyを使うのがわかりやすい

リリースとkernelの情報

CentOS 8からOracle Linux 8への移行

CentOS Oracle Linux 移行」で検索すればよいです

リポジトリ

Oracle Linuxには専用のEPELリポジトリがある。

yum repolist all | grep -i epel で出てくればEPELリポジトリはインストール済み。

Oracle Linux 8用のEPELリポジトリは ol8_developer_EPEL。

ない場合は、oracle-epel-release-el8をインストールする。